「ゴジラvsシリーズ」から「平成ガメラ」へ
現時点で
「リアルタイムで【ゴジラvsシリーズ】と【平成ガメラシリーズ】という特撮の節目に存在した。思春期手前が遭遇した話である。
「ゴジラvsデストロイア」を観た後、とてつもない虚無感に襲われた。2回も観に行ったけども、心の拠り所が無くなってしまったかのようで、部活にも身が入らないし全くもってやる気を失なってしまった。そこで公開翌年の誕生日プレゼントに親からプレゼントされた特大ソフビで部屋に存在感が戻り、考え出した答えは「次はガメラだ(悪顔」
しかし残念ながら気をとりなおした時期が遅すぎた。
「ガメラ2レギオン襲来」の上映が終わってからの心移りだったので、レンタル視聴という汚点を残している。(当時はレンタル化の時期が遅く、特撮なんかのレンタルも半年以上待つのもざらでした。)
高校に入ってから急激に映画(主に洋画)を観る量が増え(レンタルとwowowを駆使して)それ相当の量を観た覚えがあり、キザな言葉やエロい事を教えてくれたのもほぼこの時期に見た映画作品からです。
そして1999年のある日である。
高校1年の寒い冬に訪れた
「ガメラ3邪神〈覚醒〉覚醒」公開日。
衝撃を受けてしばらく家に帰れなかったのを覚えている。一緒に観に行ったトミー(富澤くん)も同じであった。いや違ったか?トミーは綾奈のことばっかり言ってたな。
自分は違った。
当時、ファッションやフィギュアが好きで渋谷や恵比寿で遊んでいたあの渋谷が怪獣の激戦地(バトルフィールド)なのである。
狂気染みたガメラはJRも私鉄もデパートも人間も関係無く着地し、ギャオスを倒す使命だけで動いている。火球はパワーアップし、ギャルとおっさんをTSUTAYAごと燃やして吹っ飛ばす。
CGと特撮の融合(この言葉は正しいかはわかりません)が完全に出来ている!やったぜ樋口監督!
とまぁ当時の感動と感想はこういう感じでした。
海洋堂さんからのブリスターもver違いで発売され、喜んで買って今でも実家に保管してます。
あとフォローワーさんのツイートで気づいた、前売り券特典のトレーディングカード
前売り券買っちゃうくらいなんだから相当楽しみだったんだなぁ俺、と思います。
あぁガメラよ。早く復活してくれんかな。
中野で買った勾玉は冷たいままである。
「平成ゴジラ」は死んでも「ゴジラ」は死なない。
昨日から日が暮れて同日池袋で行われた「モスラまつり」に気持ちが偏っていた…強妻帯者持ちである私は究極の選択で「バーニングを選んだ」ってことになる。迷う事なき選択だったが怪獣好きには相当たまらない。断腸の思いである。
さて、話を戻します。
昨日の「バーニングトーク 2部」での質問コーナー、大河原監督に対して「続編を作るなら新生ジュニアをどう作るか?」「新生ジュニアに何と戦わせたかったか?」という質問が連発した。
大河原監督は「『ゴジラ死す』をテーマに全てを出し切った作品であるから…ああいう終わらせ方だから次への期待が出てしまうかもしれないけどそうではない。」
という回答をしていました。
二つ目の質問も苦笑い「もう充分戦ったでしょう笑」
「デストロイアに関しては平成シリーズでゴジラ型怪獣(メカゴジ、スペゴジ)と続いたもんだから、案としてのスケルトンゴジラ(有名なゴーストゴジラか?)はボツでした。」
平成ゴジラファンとして監督からの回答はとてもスッキリしました。
当時14歳で観に行った私は初日を観終わった後、「特報が出るかもしれない。」という思いで上映最終日の夜、こっそり観に行ったのである。しかしラストは荘厳で優雅に散るゴジラの中新生ジュニアの遠い咆哮が近づいてくるお馴染みのラスト。
…結果はゴジラの最期は変わらなかった。当たり前である。監督が終わらせるために作ったゴジラ作品だからです。
これ以上スッキリするものはなかったな。
心の中の「リトル私」が何かにとって期待してしまっていた、終わることも必要なんだって。
まったくもって作品の本当のメッセージを拒否し続けていた「リトル私」は遂に監督直々の声で作品のメッセージを受け取り完結しました。
(H30/1/13 バーニングトークより)
ゴジラvsデストロイア コンプリーション発刊記念イベント バーニングトーク
正に題名通りの「バーニングトーク」でした!
進行を行うMC・中村さんと絶妙な返しをする総合案内人・お馴染み羽沢さん☆
第1部は
ゴジラのテーマで登壇した御二方☆
撮影裏話が沢山聞けました!
本物のゴジラ!そしてジュニア
ナイスポーズです!!
竜さんのジュニア迄に至るスーツアクター馴れ初めと炭酸ガス事件fullver +α!スーツアクターならではの話で「バーニング」して最高のひと時でした。
そして第2部は
大河原孝夫監督
小沢芽留役 コスモス役・大沢さやかさん
ゴジラのテーマとコスモスアカペラの計らい!
雰囲気がガラリと華やかになり、女優パワーを感じました。vsモスラ時の収録方法や本作の撮影思い出や宣伝行脚話をしていただきました。
大河原監督も当時を振り返り、故 川北特技監督の話に。とても本やネットで知り得ない貴重なお話などで盛り上がりました!
そしてお待ちかねのプレゼント抽選会!
なんとまあ☆自分の「140番」をま、まさか、
大沢さんの素敵な声で呼ばれると思いませんでした。
行けなかった横浜の「大ゴジラ特撮王国」パンフレット☆嬉しい!
あ、
見ての通り!サイン入りポストカードもゲットして、今年の運を使い果たしました!!
このような素晴らしい時間を作り出した
ゲストをはじめ、(株)ホビージャパンさん、羽沢組さん、キャストさん、スタッフの皆様に感謝です。
ありがとうございました!!!
懐古に浸るのは新たな涙
いつからおもちゃを買ってもらったと自覚があるだろうか…親に聞こう。
「〜も〜も買ってあげたでしょう!!」
(あれ、サンタさんじゃ…)
茶番はさておき欲しかったおもちゃや、超合金、憧れのレトロ玩具が勢揃いするお店が存在する。
に所在する玩具屋さんです。
しかし、ただの玩具屋さんではない。
博物館(60年代後半から80年代のキャラクター玩具をあつめたミュージアム)もやっている。
もはや、完全無敵の憧れ玩具屋さん。
私は実家の近くなので、母と姉と甥っ子(双子)とトイザらスへ行く前に必ず立ち寄るのです。
店内に入るとガメラ鎮座し、4歳の甥っ子達も泣いて興奮する程の品の多さで迎えてくれるのである。そして母も「あれ、これあんたに買ってあげたやつでしょ?」と何百体のウルトラ怪獣の中から選び抜く始末である。
そんな懐古堂さん…また行きたくて仕方ない(涙)
本当に行きたくて仕方ない。
甥っ子の手前自分を出せないでいる自分笑☆
給料日後に行くか!
生頼範義作品と私
小学校の時に地元の小さなデパート最上階に映画館があった。スクリーンは2つ。私はそこで平成ゴジラ・ガメラ映画やドラゴンボールシリーズ、ジュブナイル作品の邦画を観て育った。
ゴジラ作品となると、映画館入口のエスカレーター付近でガチャガチャを回す行列に並んでよく回した。(鬼のように…)
年始になると「特報」で発表された次作の対戦怪獣の全容がほぼ分かる「立体広告」(ポスターと同仕様)が設置され、俺たちの想像力をフル稼働させてくれる。
その「立体広告」のデザインが『生頼範義』であった。
(画像はポスター)
想像力は極限まで引き伸ばされ、早く年末になってくれないかなあと思いながら閉店間際の映画館によく1人で見に行っていた。(デパート近くで姉の習い事があったので時間潰しでデパートに母とよくいた。)
そして待ちに待った作品公開で鑑賞後にポスターと答え合わせをすると…
「そんな絶望的じゃなかったなあ」(vsビオランテはビデオ鑑賞後)
「ギドラこんなに柔らかいのかなあ」(vsキングギドラもビデオ鑑賞後)
「幼虫2匹じゃなかった涙、バトラ描いてなかったのに出てきたー」(vsモスラ)
「大体合ってる!!」(vsスペースゴジラ)
「良い!」(vsデストロイア)
歳を追うごとに段々と気付き始めていたのだが作品を盛り上げるための一種の広告じゃないのかと小さい頭でく考えた答えがこれで正解でもない。これで楽しめればそれでいいと結論づけていたが、今年になってやっとその真実を知り今も、衝撃で立ち直れない。
しかし、これが毎年程続くのである。vsデストロイアに関してはもはや楽しんでポスターを見ていた。
そんな生頼作品は自然と無意識のうちに私が魅了していた。「グーニーズ」だったり、「スターウォーズ」あったり、小説の表紙であったり
…ああ、あの表紙も!そうだったのか…
ジュラシックパーク好きの私も勿論持っている小説版の表紙も…
昨日行ってきた「生頼範義展」は 正に最高の作品展であった。
是非オススメです。80〜00年代の多くの方々に実際に見て懐かしさや凄さ、全てを感じてきて欲しい。
http://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=227
「シン・ゴジラ」と「君の名は…」と心強さと…
時代に「SF」が定着しているようだ。
正直、自分は歳をとり過ぎたせいか、「君の名は…」が何とも響かない作品だったけど、若者たちには大ヒットしてとても嬉しいのです。
VHS説明風
朝起きると自分と違う身体になっている…都会少年と田舎娘の意識が入れ替わったのである。そして運命を左右した事件が始まる。この街とあの娘(こ)は救えるのか?そしてなぜ、入れ替わったのか…
そんな東宝映画が大ヒットしたのである。「スタートレック」並みの時間軸歪曲及び平行世界屈折の中、謎を解決する正に「SF」である。
私の中ではアニメは「ドラゴンボール」や細田守作品ぐらいしか知らないと言っても過言ではない。が最近のアニメの「リアル」な街の書き方がとても好きであった。
私が特撮に求める嫉妬だと思います。
ほぼ時を同じく(ちょっと前だけど)「シン・ゴジラ」も公開され、上映ランキングも東宝で潰し合いになるのである。
この結びの結果も奇跡と言い難い運命を辿る。なんとまあ同じ(ほぼ)作品が
62年前に実現していたのである。
「ゴジラ」と「君の名は」
(ちなみに連続テレビ小説版に「君の名は」は仮面ライダーBLACKシリーズ倉田てつを氏出演してた)
いっそ「君の名は…ゴジラ…」とケン・ワタナベに言わせたい。そんな事を感じつつ今再び地上波テレビ初放送を見直しています。
さあいよいよクライマックスシーン。